ゾンビプラモ製作

ゾンビのプラモを作ろう!~「地獄のゾンビ黙示録”コック”」製作記#2 合わせ目消し&パーティングライン、ゲート処理~

ゾンビプラモ「地獄のゾンビ黙示録”コック”」の制作記第2回目です。

今回は主にパーツ同士の合わせ目を消すことと、パーツに成形の都合上生じてしまうパーティングライン、ゲート跡を処理していきます。

前回はこちら↓

ゾンビのプラモを作ろう!~「地獄のゾンビ黙示録”コック”」製作記#1 仮組み編~ はじめに&参考になるサイト ということで唐突に始まりましたが、この度前々から気になっていたGecc...
クマゾンビ
クマゾンビ
前回からずいぶん間が空いたね…。
イタリアン
イタリアン
作業はしていたんだけど、記事をなかなか書けなくてね…。早速作業していこー

パーツ同士の合わせ目の消し方

クマゾンビ
クマゾンビ
前回はたしか最後に、大きな合わせ目のある胴体部分を接着したんだよね。しかしまだこんなに隙間があるよ…
大きさの大小を問わず合わせ目はプラモデルにつきもの
イタリアン
イタリアン
たしかにこのままでは完成度に満足できないよね。でも大丈夫。プラモデル用のパテを使えば隙間をきれいに埋めることができるよ

お手軽に合わせ目を消すのに便利なのが乾燥時間のいらないタミヤの光硬化パテ。チューブ1本で1200円くらい。

チューブから液漏れしていますね…
クマゾンビ
クマゾンビ
結構するんだね…ていうか汚っ!
イタリアン
イタリアン
確かに高いけどとても便利だし、1度にほんの少ししか使わないから全然減らないんだよ。その証拠にこんなにチューブが汚れるくらい何年も前から使ってても、劣化もせずにちゃんと使えるんだ

光硬化パテは光をあてると固まる1液性(硬化させるのに2つの素材を混ぜる必要がない)のパテで扱いは非常に簡単です。
ペーパーパレットやガムテープの上に出して、爪楊枝やスパチュラなどで隙間を埋めたいところに刷り込むように盛っていきます。このとき直射日光やスタンドライトの真下で作業するのは避けましょう。固まってしまいます。

隙間のないようにしっかり刷り込む

十分に盛ったらそのまま日光やスタンドライトの光、ブラックライトなどをあてます。ほぼ数秒で硬化します(説明書によると完全硬化には数分かかるとのこと)

とても便利な光硬化パテですが、難点もあります。1つは素材への食いつきが弱く、剥がれやすいこと。光硬化パテは隙間を大まかに埋めるのに使って、剥がれやすそうな小さな箇所には食いつきのいいラッカーパテを使うほうがいいです。

ラッカーパテ。200円しないくらい安いです

ラッカーパテも1液性でそのまま使えるのですが、パテに含まれている溶剤が揮発することによって硬化するものなので、完全に固まるまでに結構時間がかかるのが難点。
厚盛りすると1日経っても固まらなかったりするので、あくまでも小さな凹みに浅く使います。

もう1つの難点として、光硬化パテは光が奥まで届かないほどに厚盛りすることも出来ないので、あまり大きな凹みや穴を埋めるときには、2液性のポリエステルパテ(値段も安いので)を使うほうがいいでしょう。

イタリアン
イタリアン
価格や、硬化時間、食いつきなど適材適所の使い分けが必要だね

隙間を埋めたパテが硬化したら、ヤスリで削ってパーツとの段差を無くし、平らに仕上げましょう。

使うのは金ヤスリや、ペーパーヤスリ、スポンジヤスリなど。
例のごとくホビーショップ、画材店、ホームセンター、ヨドバシカメラなどの量販店で手に入ります。

ペーパーヤスリ。A4サイズで40円くらい。そのまま曲面を磨いたり、折り曲げてコシを作って細かいところを磨いたりできる万能ヤスリ
左が金ヤスリ。主に大まかに手早く削るのに便利。数百円~数千円まで。右がスポンジヤスリ。曲面の形を残したまま磨くのに便利。小さな1枚が数百円と少々高め

 

できるだけもとのパーツの形を損なわないように気をつけながら、パテの部分を削っていきます。
だいたい400番から600番の粗さのヤスリで十分きれいに仕上がります(番手が大きいほど、ヤスリの目が細かい)。

パーツ自体を削りすぎないように。ここでは折り曲げたペーパーの角で削っています。
イタリアン
イタリアン
仕上がるとこんな感じ!
クマゾンビ
クマゾンビ
おーパーツ同士が1つになってる!
イタリアン
イタリアン
この上から塗装をすればきれいにもともと1つのものみたいになるよ

※この時点では首から上を接着していないのですが、塗装をしてしまった後に首にも目立つ分割線があることが発覚。後から接着、パテ埋めしました。

なぜ塗装するまで気づかなかったのか
埋まりました

パーティングラインとゲート跡の処理

クマゾンビ
クマゾンビ
よく見ると、手のパーツの親指のあたりに小さく盛り上がったラインがあるような…

 

鉛筆でなぞったところがパーティングライン
イタリアン
イタリアン
それは「パーティングライン」だね。パーツ成形時に、上下で合わさった金型の小さな隙間からはみ出した部分だよ。たい焼きの「羽根」と同じ原理
右頬から首筋にかけて走っているのがパーティングライン
イタリアン
イタリアン
これも本来造形されているものではないからヤスリで削り取ってやろう。パテを削るのとやり方は同じだよ
ペーパーヤスリでラインを削る
ラインがなくなりました

 

最後に前回パーツを切り出した際に、残しておいたゲートの跡も処理しておきます。

フライパンの取っ手の横に残ったゲート

ゲートをナイフで大まかに削ったあとに、ヤスリで仕上げていきます。

ゲート跡が平らになりました
イタリアン
イタリアン
合わせ目、パーティングライン、ゲート跡が処理できたら、基本加工は完了だね
クマゾンビ
クマゾンビ
いよいよ塗装ができるんだね!
イタリアン
イタリアン
いや…次回は塗装の前の下地塗料、サーフェイサーを吹くよ
クマゾンビ
クマゾンビ
まだ色を塗れないのか…。寝よう…

次回に続く…

 

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