ゾンビプラモ「地獄のゾンビ黙示録”コック”」の制作記第2回目です。
今回は主にパーツ同士の合わせ目を消すことと、パーツに成形の都合上生じてしまうパーティングライン、ゲート跡を処理していきます。
前回はこちら↓
パーツ同士の合わせ目の消し方
お手軽に合わせ目を消すのに便利なのが乾燥時間のいらないタミヤの光硬化パテ。チューブ1本で1200円くらい。
光硬化パテは光をあてると固まる1液性(硬化させるのに2つの素材を混ぜる必要がない)のパテで扱いは非常に簡単です。
ペーパーパレットやガムテープの上に出して、爪楊枝やスパチュラなどで隙間を埋めたいところに刷り込むように盛っていきます。このとき直射日光やスタンドライトの真下で作業するのは避けましょう。固まってしまいます。
十分に盛ったらそのまま日光やスタンドライトの光、ブラックライトなどをあてます。ほぼ数秒で硬化します(説明書によると完全硬化には数分かかるとのこと)
とても便利な光硬化パテですが、難点もあります。1つは素材への食いつきが弱く、剥がれやすいこと。光硬化パテは隙間を大まかに埋めるのに使って、剥がれやすそうな小さな箇所には食いつきのいいラッカーパテを使うほうがいいです。
ラッカーパテも1液性でそのまま使えるのですが、パテに含まれている溶剤が揮発することによって硬化するものなので、完全に固まるまでに結構時間がかかるのが難点。
厚盛りすると1日経っても固まらなかったりするので、あくまでも小さな凹みに浅く使います。
もう1つの難点として、光硬化パテは光が奥まで届かないほどに厚盛りすることも出来ないので、あまり大きな凹みや穴を埋めるときには、2液性のポリエステルパテ(値段も安いので)を使うほうがいいでしょう。
隙間を埋めたパテが硬化したら、ヤスリで削ってパーツとの段差を無くし、平らに仕上げましょう。
使うのは金ヤスリや、ペーパーヤスリ、スポンジヤスリなど。
例のごとくホビーショップ、画材店、ホームセンター、ヨドバシカメラなどの量販店で手に入ります。
できるだけもとのパーツの形を損なわないように気をつけながら、パテの部分を削っていきます。
だいたい400番から600番の粗さのヤスリで十分きれいに仕上がります(番手が大きいほど、ヤスリの目が細かい)。
※この時点では首から上を接着していないのですが、塗装をしてしまった後に首にも目立つ分割線があることが発覚。後から接着、パテ埋めしました。
パーティングラインとゲート跡の処理
最後に前回パーツを切り出した際に、残しておいたゲートの跡も処理しておきます。
ゲートをナイフで大まかに削ったあとに、ヤスリで仕上げていきます。
次回に続く…