「映画『ゾンビ ─日本初公開復元版─』劇場公開クラウドファンディングストレッチゴール達成!
ジョージ・A・ロメロ監督の『ゾンビ』が日本で初公開されてから40周年の今年、現在入手できるソフトでは観ることができなくなっている「日本における劇場公開時のバージョン」の『ゾンビ』を可能な限り再現し、全国の劇場で公開することを目指していたクラウドファンディングが、7月19日に基本目標額を超えるストレッチゴール750万円を達成しました!
6月14日にクラウドファンディングサイトMakuake上でスタートした当プロジェクトはわずか2周間で目標金額である500万円を達成し、ザジフィルムズ配給による全国公開を正式に発表。
さらに今回の750万円のストレッチゴールの達成により11月に開催される上映イベントに、なんと主演俳優のうちの1人を招聘することが可能になったとのことです。
さらなる目標額として、850万円達成で主演俳優をもう1人招聘することが企画されており、7月23日現在の達成金額は789万5000円です。すでにいくつかの支援コースは受付が終了してしまっていますが、まだまだ魅力的なリターンのあるコースが残されています。
『ゾンビ ─日本初公開版─』とは?
ロメロ監督の『ゾンビ』には様々な編集の違いによって「アメリカ劇場公開版」、「ダリオ・アルジェント監督監修版」、「ディレクターズ・カット版」の3つのバージョンがあることが知られていますが、実は日本で劇場公開された際にはこれらのどれとも違うフィルムが上映されていたのだそうです(恥ずかしながらこのことを私は全く知らず、日本では「アルジェント版」が流されたとばかり思っていました)。
「日本初公開版」は「アルジェント監督監修版」をもとにしながら、40年前の日本における劇場公開のために、独自にゴアシーンが処理され、またロメロゾンビ3部作における前作『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』が国内未公開だったことに合わせてゾンビ発生の状況を説明するために冒頭に惑星爆発のシーンと、説明テロップが付け加えられたものとのことです。
今回の企画ではCG映像による追加シーンの再現と、本編の再編集により可能な限りこの「日本初公開版」を再現することが目指されたということなのですね。
ところで私は、偶然この企画が進行している6月に新潟のシネ・ウインドという映画館でまさに劇場公開時のパンフレットを発見し初めて閲覧することができたのですが、やはりあらすじにも「惑星の大爆発に伴う特殊光線がゾンビを生み出す」旨が記されていました。
私も微力ながら支援いたしましたので、今から劇場で『日本初公開復元版ゾンビ』が観られること、リターンのグッズが届くことを楽しみにしています。